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ヨットって何?

​ そもそもヨットって何?と思った方へ。

  ヨットというのはセール(帆)を張って風の力だけで進む帆船のことです。私たちが乗る二人乗り用ヨットでは2枚のセールを張ってそれぞれを操りながら船を進めます。セールを用いるのでヨット競技は”セーリング”とも呼ばれます。「風を受けて進むのなら風下にしか進めないのでしょ」と普通の人なら思いますよね。実はヨットは風上に向かっても進むことが出来ます!セールの形によって生まれる揚力をうまく利用して、風が吹いている方向にも進むことが出来るのです。

 単にヨットといっても、一人乗りの小型船から大人数で乗るクルーザー型の船まで様々な種類があります。ここでは香川大学ヨット部が所有するスナイプ級と470級について紹介したいと思います。

スナイプ級

現在香大ヨット部がメインで使用している艇種です。二人乗りの小型ヨット(ディンギー)で、船体が他艇と比べて細いのが特徴です。風に押され傾いた艇はハイクアウトという技術で船の外側へ身を乗り出すようにして起こします(これが結構キツイ...)。ヨットの前側に座る人を”クルー”といい、艇内での体重移動や前側の小さいセール、様々なロープの取り扱いを担います。対して後ろ側に座っている人は”スキッパー”と呼ばれ、艇の後ろについている舵や大きい方のセールを操作します。特にスキッパーはヨットの頭脳ともいわれるぐらい重要なポストです。

470級

名称は船体の長さが4.7mであることに由来し、スナイプと同じディンギーですがスナイプに比べて船体が丸みを帯びておりセール面積が大きいのが特徴です。470級のクルーはトラピーズというワイヤーを装備し体の全体重をかけて船の傾きを調整します。また、風下へ向かう際はスピンネーカーと呼ばれる三枚目のセールを用いて走る為、スナイプよりもスピードを出すことが出来ます。

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