平素よりお世話になっております。香川大学ヨット部3回生 仙田悠人(コンドル)です。
先日行われた全日本ヨット選手権をもって前主将64代川内より令和4年度65代主将の立場を引き継がせていただきました。
1954年に創部された歴史ある香川大学ヨット部の主将を務めることになり、これまで香川大学ヨット部の先代の方々が積み上げてきた歴史の上に立たせていただいていることを喜ばしく思うと同時に、これまでよりも気を引き締めて部活動に接する必要性を感じています。
今回は就任の挨拶とともに65代の部訓と僕の主将としての目標を掲げさせていただきたいと思います。
1、部訓について
他大学が「日々是決戦」や「凡事徹底」、「一秒への執念」などの部訓を掲げて全日本インカレに向けての日々を過ごし、良い成績を残している大学はどこもこれがあるように思います。そこで67代以降、これまでなんとなく目指してきた全日本インカレに対して香川大学ヨット部もこの流れに乗ろうと思います。一つの目標を掲げるということは部員の意思をもひとつにしてくれるような期待もしています。
令和4年度のヨット部の部訓は「結実」です。
今の1年生(67代)が考えてくれました。この部訓にした理由は大前提として日々の基礎練習を大切に、自身の成長に繋げていくことを個々人が常に心のうちに持つこと。そしてその努力が大会で発揮することができて、結果として残せれるようにという想いでつけてくれたそうです。この言葉を胸に日々の練習の積み重ねを大切にしていこうと思います。
2、主将の掲げる言葉
そして僕の令和4年度の部活へ対する姿勢を表す言葉は『守破離』です。
千利休の訓をまとめた『利休道歌」にある「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したもので、日本において芸時の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想です。修行に際して、まず師匠から教わった型を徹底的に『守』り、師匠の型や他者の型を自分と照らし合わせて自分に合った型を模索することで既存の型を『破』り、さらに鍛錬を重ね、師匠と自身の方の双方に精通しその上で既存の型に囚われることなくいわば型から『離』れて自在になり、そして新たな流派を生み出すという考え方です。
この考え方をもとに、先代の方々が積み上げてきたものや、先輩に教えてもらった型になる基本を再度自分が完璧にできるまで見つめ直して『守』ること。そしてスナイプにまつわるあらゆる考え方や、団体としてのあり方について広く知識を求めて、更なる香川大学ヨット部の繁栄につながる行動を取ることでヨット部が持つ既存良くないところを『破』ること。そして香川大学ヨット部が選手としてだけでなく、人として大きく
成長できる団体になり既存の部活という固定観念からをも『離』れる、他大学から理想とされるような部活にしたいという意を込めています。
そして、主将として常に全国の舞台への目標を示し続け、その道のりを示す風見鶏として部員を引っ張って行けたらと思っています。
まだまだ未熟ではありますが、青春の風のように若さを駆け抜け、真摯にヨット部と向き合い、大学生最後の年のヨット部を楽しむ覚悟であります。
3、最後に
そして現役生は新たな代が始まって現状では、まだまだ基本『守』の段階ですが、この一年でどれほど現役が成長するのか。僕たちの挑戦を暖かく見守っていただけると幸いです。
今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
新主将頑張ってください〜
また、予定が合えば高松行きますー