top of page

四国インカレ個人戦を終えて

ブログ読者の皆様、ご無沙汰しております。香川大学ヨット部4年のペンちゃんこと高杉です。7月2日(土)3日(日)に行われた四国インカレ個人戦の個人的な振り返りを遅くなりましたが、しようと思います。長いし、面白くないし、個人的な話なので、こっそり深夜に投稿しておきます。


まず、さかのぼること大会数週間前…四国インカレ個人戦に参加するペアが確定し、大会をいやというほど意識し始めました。本学の同期不在という中で、自分が勝たなければならないというプレッシャーを感じました。そして、ことあるごとにレースについて考え、そのたびに緊張と不安で夜しか眠れませんでした。


レース前日、今大会も例にもれず金曜日に前日入りして船の整備をしました。暑い中、少ない人数での積み下ろし本当に大変でした。手伝ってくださった松山大学の皆さん本当にありがとうございました。


レース1日目、予報の通り微風の中でのレースになりました。昨年の四国インカレ団体戦の経験から左海面が良いという情報をもとに脳死で左海面を突っ走りました。マークアプローチや艇関係などで攻めた走りができず、順位を落としてしまうことが多々ありました。練習不足やレース経験の浅さが出てしまいました…056は1日目終了時点で4位、ピンもなし、全日個人戦の枠にも入れず、自分の力不足にやっぱり自分はこの程度なのかと落ち込み、焦りと不安の中で次の日を迎えることになりました。


レース2日目、予報は前日よりも弱く、1レースでもしたい自分は風よ吹いてくれーと祈ってました。昨年の四国インカレ団体戦を思い出し、あの時も2日目は追いかける側で迎えたなあと思いました。少し懐かしさと負けてしまうのかという悲しさが募っていました。艤装が終わり、出艇まで待っていると、医学部の同期さんから「船底に養生テープが貼ってありますよ」というお言葉が。な、な、なんと輸送のために使用した養生テープをはがし忘れていました。これで31056の封印は解かれた、ということで本調子に戻ったのではないのでしょうか。レースでは特に上位4艇の緊張感が伝わったのではないでしょうか。点差が詰まっていたため、一つでもミスがあると順位を落とし、結果にも大きく影響してしまいます。着順から現在の自分の順位とか他艇の点数とか私にはわからなかったので、一つでも高い順位を取り続けることで頭がいっぱいで、常にプレッシャーを感じていました。

レースでは前日に続き、苦手な微風でのレースとなりましたが、クローズを気持ちよく走ることができて、2連続ピンを取ることができました。初めてのトップホーンということで、喜び方がわかりませんでした(笑)着艇したら、スロープで待ってくれていたサポートメンバーの皆が、おめでとうと声をかけてくれて、そのとき優勝したと知りました。みんなが自分のことのように喜んでくれて本当に嬉しかったです。

これまで香川大学ヨット部の大先輩方が31056に乗って数々の結果を残してきた中で、私自身も31056という船で結果を残すことができて本当に嬉しかったです。これまでのヨットレースの中で一番苦しかったですが、一番楽しいと感じたレースでした。

目標としていた全日本インカレ個人戦の枠もいただくことができました。今思えば遠征に行くのも残り数回、私のヨット漬けの日々も終わりが見えてくるようになりました。後悔のないように、悔いの残らないように残りのヨット人生を楽しみたいと思います。

しかし、この大会で見つかった課題もたくさんあります。コース、スタート、帆走などなど全日で戦い抜くにはまだまだ実力不足です。まだまだうまくなれるところがたくさんあると思うので、一生懸命練習に取り組みたいと思います。


最後に、徳島大学を始め、運営にご協力いただきました皆様、香川大学ヨット部を応援してくださった皆様、一緒にレースで戦った選手の皆様、本当にありがとうございました。


次は、中四国インカレの振り返りブログにてお会いしましょう。



閲覧数:201回0件のコメント

最新記事

すべて表示

こんばんは、4回生のコンドルです。先日、全日本インカレ水域予選が幕を閉じたので何か書こうと思います。結果的に香川は全日本インカレに出場することが決まりました。 会場の高知は台風14号に伴う荒天のためレースが出来ないという判断になりました。別日に行うという選択肢はジリ貧で行う四国の各大学には厳しいということで無しになり、推薦という団体戦では異例の形で水域代表が決まりました。 推薦方法等を決める際に各

壇上

かないやしない願いばかりが積もってく、大人になったんだなピアノの音でさえ胸に染み るぜ。 君はすっかり変わって、しまったけど、俺はまだここにいるんだ。汚れた部屋だけを残して。 ちっぽけな夢に囚われたまんまで、売り払う魂も残っちゃいないけど、君の全ては俺の全てさ、なんて言葉、過去のもの今ならこのみさへ差し出すよ。 King Gnu 「壇上」冒頭より 今の自分と作詞:常田大輝さんを重ねて考えると、とて

bottom of page