こんにちは。香川大学ヨット部3年のペンちゃんこと高杉しおりです。少々長くなりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
この文章は10月28日には書き終えて、出発前にアンに託しました。10月24日に現体制での最後の練習が終わり、あっという間に全日を迎えます。それでは、今日までの思い出に浸りつつ全日への思いや意気込みを語ろうと思います。
最後の練習が終わったと思うとやはり寂しいですね。練習が終わってハーバーバックをしているとき、久しぶりに同期と乗ったのですが、ちょっと思い出を振り返るだけでエモさが増しました。そういえば一年前はクルーとスキッパー逆だったね、みたいなこと言われて。人生なにがあるかわかりませんね。初めてちゃんとした大会に出場して、31056に乗せてもらってわからないなりにひたすら海を走った2年生でした。
3年生もいろいろありました。春季ディンギーはこだま先輩と参加する!?ってところから始まり、1年生のころ乗り回したピンクで中四国インカレへ出場し、そして、四国インカレは31056に乗っていました。なんだこのペア競技なのにペアも艇も定まってない感じは…いつしか固定されたペアというものに憧れを持っていました。そんなこんなで全日インカレを迎えようとしています。
この大会が終われば引退なのか、まだ4年生まで続けるのか私は決まっていません。ヨットが好きだからまだ乗っていたいと思う反面、もう大会に向けた練習はしたくないと思っている自分がいます。四国インカレが終わってからの数週間、嫌でも蒲郡を意識した練習をしてきました。普段は穏やかな瀬戸内海ですが、ここ数週間はいい風が吹いてくれました。しかし、この数週間で自分が上達したかと聞かれても残念ながら自信をもって上達したとは言えません。トラベラーを使い始めるのも遅かったし、ヨットについて自分で勉強するのも遅かった。知識を得てもそれをすぐに実行できる器用さも体力も持ち合わせていなかった。自分の限界を感じ、ただただ前を走る艇がうらやましかった数週間でした。(ここまで読んで自分が下手なことの言い訳に聞こえるかもしれませんがそういう意味では言っていません。)強風に苦手意識を持っただとか、風が吹いてほしくないとは思っていません。むしろハイクアウトとか大好きだしパワー勝負な感じのスナイプ級が大好きなので、いい風で練習ができて嬉しいぐらいでした。それでも走れない自分にもどかしさを感じ、残ったのは大きな後悔でした。もっとこうすればよかったとか、もっと早く始めていればよかったとか。後輩にはこんな後悔してほしくありません。私ぐらいのレベルになるなんて簡単です。一瞬で上手くなります。調べてわかること、先輩から学び取れること、うまい人が話していたこと全部吸収してすぐに上達してほしいです。君たちには時間も伸びしろもあるからね。期待しています。
全日インカレでは個人戦団体戦ともに31056に乗って出場します。もしかしたら最後の大会になるかもしれませんね。(後輩には迷惑をかけますが、進退については全日が終わってから考えさせてください。)大会目前にしてハプニングもありましたが、蒲郡の海で走ることもペアも変わりません。今からできることも限られています。最後に信じられるのは己のみ。なにも恐れるものはないと楽しむ心を忘れずに蒲郡の海へ挑んできたいと思います。走り切って高松に帰ってきます!!
今日までご指導、ご支援してくださった皆様本当にありがとうございました。皆様のおかげでここまでヨット部を続けることができました。ヨットに出会って、ヨットのおかげでいろんな人に出会えて貴重な経験ができてとても幸せです。この場を借りて感謝申し上げます。
まだまだ書き足りませんが、他に書きたいことは全日インカレ後の自分に任せます。長くなりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。これからより一層寒くなって参ります。お体にはお気をつけてお過ごしください。
それでは失礼いたします。
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